2017年09月25日

年内のコンサート予定

今後の佐久古楽合奏団の演奏予定です。

10月21日 ギターと古楽の夕べ 上田市真田町図書館
・尾尻雅弘さんの演奏会の中で、5曲を演奏します。その中の3曲を尾尻さんのバロックギターと共演の予定です。

10月28日 佐久古楽合奏団による古楽入門 佐久市野沢会館
・古楽について、楽器の説明や歴史など、話と演奏による古楽入門講座です。

11月26日 古楽コンサート(タイトル未定) 佐久市望月歴史民俗資料館
・詳細はまだ決まっていません。

いずれも入場無料です。


佐久古楽合奏団、今日の練習は21日と28日に演奏する曲を練習しました。

ちなみに演奏曲は、
21日は、
・ダウランド/ホワイトヘッド氏のアルマンド
・ダウランド/ラクリメ・アンティーク
・ダウランド/デンマーク王のガリアルド
・カベソン/別れの時誰が呼びかけたのですか?
・リュリ/トルコ人の儀式の為の行進曲

28日は、
・アルボー/パバーヌ「美しい人よ」
・アルボー/ブランル・デコッセ

・ジェンキンス/2声のエア
・ジェンキンス/3声のエア
・ギボンズ/白銀の白鳥

・ガンバ・ソロ
・リュート・ソロ

・ダウランド/今こそ別れの時
・作曲者不詳/ダフネ
・作曲者不詳/スカボロフェア
・サイモンとガーファンクル版/スカボロフェア
・作曲者不詳/グリーンスリーブスによるグラウンド
・センフル/ああ、エルスライン

・シャルパンティエ/プレリュードとサラバンド(4台のヴィオールの為のコンサートより)

・日本民謡/小室節
・中山晋平/望月小唄

・ダウランド/ホワイトヘッド氏のアルマンド
・ダウランド/ラクリメ・アンティーク
・ダウランド/デンマーク王のガリアルド

・ホルボーン/パバーヌとガリアルド
・ホルボーン/ハルモア
・ホルボーン/すいかずら

・リュリ/トルコ人の儀式の為の行進曲

といった感じです。

28日は、古楽の紹介ということで、ヴィオラダガンバのソロから五重奏まで、ヴィオラダガンバの合奏にリコーダーやリュートを加えてなど、色々な形態で演奏します。
また曲目も、イギリスを中心にフランス、ドイツ、イタリアと主要な国の曲を選びました。

この28日の演奏について、佐久市民新聞様の取材を受けました。掲載は13日か20日になるかもしれません。  


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2017年09月23日

夕暮れサロン 〜コピーヌクラブ ミニコンサート〜

市立小諸図書館でおこなわれた『夕暮れサロン』で、コピーヌクラブさんの演奏を楽しんできました。

この『夕暮れサロン』というのは、館内の『ひだまりのひろば』で企画されている『ひだまりサロン』の姉妹版といったもので、今年最初で最後ということでした。ちなみに昨年は四回おこなったそうです。
ひだまりサロンは、市内の団体の活動発表の場として、定期的に催されています。

コピーヌクラブミニコンサートのプログラムは、

1 虫の声(秋の夜長の虫たちの大音楽会変奏曲)
2 枯葉/ジョセフ・コズマ
3 愛の讃歌/マルグリット・モノー
4 真田丸/服部隆
5 剣の舞/アラム・ハチャトゥリアン



アンコールにマイフェアレデーから1曲が演奏されました。

コピーヌクラブは女性トリオで、3人での活動なのですが、この一年はフルートのかたが病気療養のため休んでいて、今回はそのメンバーの復活ミニコンサートという意味合いもあったようです。本格的な活動はもう少し先になるようです。

コピーヌクラブは聴衆を楽しませることが上手です。さすがプロ。小諸市を音楽で元気にさせてくれそうです。

図書館でのコンサートはボランティアということで無料でしたが、定期的におこなわれている紙蔵歩での自主コンサートは行こうかなと思っています(ここでのコンサートは一度行ったことがあります。とても楽しめたコンサートでした)。
ただ、自分が関わっている『佐久古楽合奏団』のコンサートが同じ時期に2回あるので、そちらの方との兼ね合いになりますが…。

さて、10月のステージ出演に向けて、佐久古楽合奏団は今度の日曜日も練習です。その時に地域新聞の取材が入るようです。
東信地区、長野県内だけでなく、全国的にもヴィオラダガンバのコンソートは珍しいので、取り上げられる機会が多いです。呼ばれての演奏機会も、アマチュアとしても多いほう。
個人的には好きな自転車を乗り回す時間がありませんが、楽しく活動できているので、演奏することは充実しています。

というわけで、コピーヌクラブさんのコンサートは「素敵な音楽」と「美しい女性たち」と、1回で2度美味しい。都合がつく限り行こうと思っています。  


2017年09月16日

『音楽と沈黙/ローズ・トレメイン著』

市立小諸図書館で、ミニコンサートがあったので、聴きに行ってみました。
小諸図書館が毎月、市内の団体の活動発表の場として、「ひだまりサロン」と題した催しのひとつです。

今日は小諸高校音楽科生徒の、フルート、クラリネット、サックスによる木管三重奏での演奏で、演奏者は三人とも吹奏楽部に所属しているそうです。
(余談ですが、以前、佐久古楽合奏団もここでミニコンサートをおこないました。)

小諸高校吹奏楽部は吹奏楽コンクール長野県大会で金賞を取り、さらに代表に選ばれ次の大会へと進みます。だからなのか、三人の演奏は素晴らしかったです。

さて、やっと本題。
ミニコンサートが始まるまで面白そうな本はないかと書架を覗いていると、最近注目していた本が新刊のコーナーにありました。
それが、下の写真。トレメインという作家の『音楽と沈黙』です。



本の表紙はリュートを爪弾く手元が大きく描かれています。リュートを弾く自分にとって、何だか期待が持てそうです。
Twitterなどで古楽に携わる人たちや古楽愛好家が呟いていましたので、どんな触りなのかはわかります。
ざっと言うと、デンマーク王に招かれたイギリスのリュート奏者が云々。
デンマーク王は実在の人物として、リュート奏者は架空の人物として、実在と架空の人物が絡み合って壮大な物語が進行していく、という内容です。

ここでデンマーク王とイギリスのリュート奏者と聞いてピンとくるのが、実在のリュート奏者であるダウランドです。
ダウランドはリュート奏者としてデンマーク王であるクレスチャン4世に仕えていました。
物語の架空のリュート奏者クレアが仕えるのは、それから20数年後。もちろんダウランドが仕えた同じ王です。クレスチャン4世の統治の世の中は長かったようです。

ダウランドはこのデンマーク王の名を冠した曲をかいています。
佐久古楽合奏団で、次の演奏会で演奏予定の『デンマーク王のガリアルド』です。
ダウランドの曲はシンコペーションやらリズムが複雑なところがあり、特に自分の担当しているアルトのパートは、練習に苦労しています。


【ダウランド/デンマーク王のガリアルド】  


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2017年09月15日

マンドリン合奏団「玄」 11th Concert "De novo" 【告知】

11月27日に「マンドリン合奏団"玄"」の演奏会があります。
今回が11回目とのこと。



「マンドリン合奏団"玄"」は、元々は篠ノ井高校ギターマンドリンクラブのOGが集まって、第一回をおこなったのが始まりになったと記憶しています。
第11回ということですが、おそらくこの団体名を名乗ってから11回目を迎えるのかなと思いますが、詳しいことはよくわかりません。

「マンドリン合奏団"玄"」の演奏会のタイトルの付け方が特徴的です。
今回は、「De novo 〜Atofuki〜」というように、タイトルがイタリア語?か何かはわかりませんが、横文字になっていることです。
このタイトルの付け方は第一回目から続いていて、

3回が「Le gioia」
4回が「Con Grazia」
7回が「MATTINA」
8回が「Silenzio」
9回が「Sera」
10回が「Baccanale!」

と、わかるところで並べてみました。

「マンドリン合奏団"玄"」はマンドリン・アンサンブルです。
1thマンドリン、2ndマンドリン、マンドラ、マンドリンチェロ、マンドローネ、そしてギターで編成されています。

マンドリンには2つの種類があり、ひとつはアーモンド型のマンドリン、もうひとつが平べったい形のフラットマンドリン。どちらも奏法は同じですが、それぞれ起源が違います。
アーモンド型のマンドリンはイタリア起源でリュートから派生、フラットマンドリンはポルトガル起源でギターから派生と言われています。

「マンドリン合奏団"玄"」の演奏曲目の特徴は、クラシックの大曲をマンドリン合奏で演奏することです。今回はプログラムに、モーツァルトの交響曲リンツがあります。いったいマンドリンでこの曲をどんな形で仕上げるのか、楽しみなところです(聴きに行けたらですが…)。

このような曲以外にも、マンドリン合奏の超有名合奏曲など堅実な演奏で聴かせてくれます。
興味のある方は、行かれてみては如何でしょうか?

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【マンドリン合奏団 玄 11th consert "De novo -Atofuki-"】 11月26日(日)

開演:午後2時00分(開場:午後1時30分)
場所:軽井沢大賀ホール

チケット:シングル券 ¥1,000 ペア券¥1,500

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2017年09月12日

J.Dowland / Mr.George Whitehead His Almand

タイトルは、「ジョージ・ホワイトヘッドさんのアルマンド」です。

先々週の練習時に録音しました。5声の曲ですが4人での演奏です。
ほぼ初見なので、ゆっくりめの演奏になっていますが、実際はもっと速い曲です。ただ、演奏者によって速度もさまざま。



原曲はダウランドの『ラクリメまたは7つの情熱的パヴァーヌの形式による曲集』の中の一曲です。


【曲集の表紙】

この曲集は、リュートのほかヴィオール、ヴァイオリンなど5つのパートによる楽器での演奏のために書かれた21曲からなり、パヴァーヌ、ガリヤルド、アルマンドが含まれています。その一番最後、21曲目が「ホワイトヘッドさんのアルマンド」です。この曲集は、1605年にアン王女に献呈されました。

1. Lachrimae antiquae
2. Lachrimae antiquae novae
3. Lachrimae gementes
4. Lachrimae tristes
5. Lachrimae coactae
6. Lachrimae amantis
7. Lachrimae verae
8. Semper Dowland semper dolens
9. Sir Henry Umpton's Funeral
10. Mr. John Langton's Pavan
11. The King of Denmark's Galliard
12. The Earl of Essex Galliard
13. Sir John Souch his Galliard
14. Mr. Henry Noel his Galliard
15. Mr. Giles Hobies Galliard
16. Mr. Nicholas Gryffith his Galliard
17. Mr. Thomas Collier his Galliard
18. Captain Digorie Piper his Galliard
19. Mr. Bucton's Galliard
20. Mistress Nichols Almand
21. Mr. George Whitehead his Almand

佐久古楽合奏団ではこの中から、1.11.21の演奏を予定しています。  


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2017年09月10日

ギターと古楽の夕べ@上田市立真田図書館【告知】

今日の練習は午前中お昼まで、いつものS氏宅でおこないました。

個人的に、カーリング女子の平昌オリンピック出場権を掛けた試合が午前中におこなわれていたので、ちょっと気になりながら、でした。
男子の軽井沢SCに続いて中部電力も出場をと応援していたのですが、結果は残念ながら出場はなりませんでした。
出場を掛けた相手は、もと中部電力でスキップを務めていた藤沢選手が所属するLS北見。四年前、オリンピック出場権を掛けた試合で道銀に敗れ、当時の藤沢選手は涙を飲んだのですが、四年越しのオリンピックの夢が叶いました。

LS北見と中部電力では、経験の差が出たと思います。下馬評通りLS北見に軍配が上がったわけですが、中部電力はまだ若いチームです。さらに四年後を目指してもらいたい。とはいいながら、原発問題など色々とある中、中電がカーリング部を存続させるか、存続しても力を入れるかはわかりません。四年前では、道銀に敗れた後、中電カーリング部は縮小されたので…。

リードの石郷岡選手、セカンドの北澤選手は20歳、リザーブの中嶋選手は19歳。彼女たちの為にも四年後へ向けてのサポートをしてもらいたところです。
縮小されたら、藤沢選手のように石郷岡選手が去っていってしまうことも考えられます。
石郷岡選手は青森高校出身の才色兼備の選手です。どこか他のチームがスカウトということも…。

LS北見にはぜひメダル獲得を。

コンサート告知のつもりが余計な話をしてしまいました…。

さて、今日の練習は、10月21日におこなわれる演奏に向けてです。その詳細が出てきました。



上の画像がそのチラシです。
上田の真田図書館でギタリストの尾尻雅弘氏のコンサートがおこなわれるのですが、その中で佐久古楽合奏団も演奏をおこないます。
佐久古楽合奏団としての演奏は、

J.Dowland / M.George Whitehead his Almand※
Lachrimae Antiquae
The King of Denmark's Galliard※

J.de Cabezon / Qui'en llamo partir, partir

J.B.Lully / Marche※

この中の(※)が付いている曲を、尾尻さんのバロックギターと一緒に演奏します。
一緒に練習できるのは、コンサート当日の一回のみ。真田町はI 氏のホームですので、恥ずかしい演奏はできません。特にダウランドの曲はシンコペーションなどが多く、難しい曲です。とにかく練習するのみです。

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【ギターと古楽の夕べ】 10月21日(土)

バッハ/無伴奏チェロ組曲第1番より前奏曲
ダウランド/涙のパバーヌ 他

開演:午後6時30分(開場:午後6時)
場所:上田市立真田図書館 コミュニティーコーナー

入場無料

※申込:真田図書館で受付(先着70名)

問い合わぜは、上田市立真田図書館、信州国際音楽村

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2017年09月05日

ガンバ奏者、福澤宏さんと

土曜日に軽井沢コルネでおこなわれた講師演奏会。
コンサート終了後、演奏者の福澤宏さんと奥様の福澤詩子さんとお話させて頂く機会がありました。

合奏団でバスガンバを弾いているSさんは自分のガンバを持参。このガンバは小諸市のギター製作家で、佐久古楽合奏団のメンバー仲間であるKさん製作のものです。福澤さんに弾いて頂いたようで、非常に良く鳴ると高評価を得たようです。

奥様にはチェンバロのことを色々と説明をして頂きました。

佐久古楽合奏団にとって非常に有意義な経験ができました。このような経験ができるのは、メンバーにガンバやギターの製作で有名な真田町のIさんがいるおかげです。

福澤宏さんには佐久古楽合奏団と一緒に写真を撮って頂きました。その写真がこれです。


【メンバー一堂感激】


佐久古楽合奏団の次の演奏は上田市真田でおこないます。
ギタリストのOさんが真田でコンサートをおこなうので、その中でOさんの弾くバロックギターと共演させて頂く予定ですが、詳細はまだわかりません。  


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2017年09月04日

ヴィオラ・ダ・ガンバとチェンバロのコンサート

佐久古楽合奏団の午後の練習を終えてから、メンバーみんなで軽井沢コルネでおこなわれる、ヴィオラ・ダ・ガンバとチェンバロのコンサートへ行きました。
このコンサートは、東海大学教養学部芸術学科音楽学課程でヴィオラ・ダ・ガンバを学ぶ学生たちが、この軽井沢コルネで合宿をおこなっていて、その講師による演奏会です。一般にも開放されていて入場料は合宿の支援になるようです。

ガンバ演奏が福澤宏さん、チェンバロ演奏は奥様の福澤詩子さん。ガンバ演奏で国内で最も評価の高い福澤さんの演奏が、なんと1,500円で聴けるのですからとんでもない幸運です。

プログラムは、

1.シュドヴィーユ/ソナタト短調op.13 No.6
2.作者不詳/17世紀イギリスのLyra Violの為の音楽から

チェンバロ独奏で、
3.ヘンデル/チェンバロの為の組曲ニ短調 を挟み、

4.マレ/スペインのフォリア

そしてアンコールに、
5.バッハ(グノー編)/アベマリア

でした。



【会場の雰囲気】

一般のお客様もいらっしゃいます。


【フラットなステージ】

奥にはチェンバロ、右側には三本のガンバが並んでいます。左から、テナーガンバ、真ん中と右がバスガンバ。バスガンバは右側の方が大きいですが、こちらは7弦のバスガンバです(他方は6弦)。


【バスガンバ(左が6弦、右が7弦)】

7弦の方は6弦に比べて作りが多少ゴツい感じがします。
6弦のバスガンバは、2.曲目の「17世紀イギリスのLyra Violの為の音楽」で弾かれました。

なぜ2台のバスガンバを用意してたのかというと、2.曲目はガンバの調律に変則チューニングが施されたからです。この変則チューニングは「リラ奏法」で言われ、タイトルにある「Lyra Viol」というのは実際にこのような名前の楽器があるわけではなく、「変則チューニングにしたガンバ」ということらしいです。


1.4.5.の通奏低音で弾かれたチェンバロは、下の写真のイタリアン・チェンバロです。


【イタリアン・チェンバロ】


【鍵盤】

鍵盤数がピアノの半分の44鍵。
チェンバロには、フレンチタイプ、ジャーマンタイプなどの種類があるようで、このイタリアンチェンバロは鍵盤数が一番少なく、本体の板も薄く華奢な作りです。


【ロゼッタ】

弦は真鍮で2本(複弦)で張ってあります。鍵盤の右側の板を外すことによって鍵盤を動かし音程を変えることができるようになっています。
チェンバロはピアノとは違い弦を弾いて音を出し、弦を弾く為の機能を見せてもらいました。弾くものは鳥の羽根の付け根の硬い部分を削って作られていて、意外と小さなものでした。
弾かせてもらうと、鍵盤が軽いです。ピアノはハンマーがあるので、その分重いのです。

ロゼッタは重ねあわせた「紙」で出来ているとのことでした。紙というのは驚きです。


1曲めの、シュドヴィーユ/ソナタト短調op.13 No.6はとても聴き応えのある曲でした。以前は、ヴィヴァルディの曲とされていたようです。
原曲はリコーダーの為の曲で、この演奏ではリコーダーをテナーガンバで弾かれていました。
ガンバのソロ曲はバスガンバのものがほとんで、テナーで演奏されるものは滅多にありません。こういった編曲物でテナーの演奏が生きてくると思いました。
非常に柔らかい音色で、テナーならではの良さがありました。



【コンサートプログラム】

2曲めの変則チューニングによる演奏は、ニ短調→ニ長調→ト長調→ト短調とチューニングを変えておこなわれました。開放弦を弾くと、コードになるわけです。
これだけ調が変わると五線譜を読むのが大変ではないかと思うのですが、ガンバの場合の楽譜は五線譜のほかにリュートの楽譜と同じようにタブラチュア(六線府、タブ譜)で書かれているので、実際の音を意識する必要がないので、このようなことができるのです。

アンコールで弾かれたアベマリアはテナーガンバでの演奏で、とても優しい音色で、聖母に抱かれた心地よさを感じました。
合宿での講師演奏でということで、マレのフォリアも抜粋で、もっと聴いていたい思いがありました。

演奏が終わり、福澤宏さん、福澤詩子さんと楽器のことを伺ったりと色々な話ができ、充実したひとときを過ごすことができました。  


Posted by semc1600 at 06:16Comments(0)出演コンサート

2017年09月03日

メインはダウランド

午後から『佐久古楽合奏団』の練習を、いつものSさん宅でおこないました。最近はSさん宅で練習することが多く、大変恐縮しているのですが…。
先週は、自分は用事があり練習に参加できなかったのですが、その時に次回のコンサートで演奏する曲目が決まったようです。
それが、以下です。

J.Dowland / M.George Whitehead his Almand
Lachrimae Antiquae
The King of Denmark's Galliard

J.de Cabezon / Qui'en llamo partir, partir

J.B.Lully / Marche

メインはダウランド。どれも5声の曲ですが、今日の練習にはSiさんが休みだったので4人での演奏になりました。
一応、ダウランドを練習してる時の「音」を下に貼っておきます。



なかなか良く弾けたんじゃいかと思っても、録音してみた音を聴いてみるとがっかりします…。

一通り5曲の練習を終えてから、僕の持っていった楽譜を演奏してみることにしました。
それが、この曲。

M-A Charpentier / Prelude , Sarabande "from Concert pour parties de violes

シャルパンティエのヴィオールの為の組曲の中から、プレリュードとサラバンド。この組曲は六曲で、プレリュードから始まり様々な舞曲がつづく構成になっています。
初見でも弾きやすい、なかなか良い曲です。舞曲なので、ファンタジアとは違い曲がはっきりしているので、弾いていてわかりやすく楽しい曲です。



上の写真は、リュートを弾いているこのブログの人。

練習を17時前に終えると、みんなで軽井沢へ。その話は続きは次の記事で。  


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