2020年11月07日

「LUTE NEWS 135」が届く

英国リュート協会から会報「LUTE NEWS 135」(10月号)が届きました。
冊子と曲集が同封された封筒には切手が貼ってありますが、日本の切手とは違うことに気が付きました(今更てすが…)。


【イギリスでは一般的なデザインの切手】

まず、国名がない。
1st、2ndとあるだけで、料金表示がない。
そして、写真のような型抜きのようなものがある。

これらはネットで調べることができました。国名がないのは、切手(郵便制度)発祥の国の誇りでしょうか。

さて、今号のLUTE NEWSは、今年8月に亡くなったジュリアン・ブリームの特集で、回想や賛辞など20数ページを彼の記事が占めていました。


【ジュリアン・ブリーム メモリアル】

表紙が白黒なのは、ブリームへの哀悼を表しているような気がします(元の写真が白黒かも)。


【表紙】

ブリームはギタリストで、リュートを弾き始めたのはずっと後かなと思っていたのですが、この写真を見ると、若い頃からリュートを弾いていたようです。
ブリームが初期の頃に弾いていたリュートは、ギターのようにブリッジは駒によって弦を持ち上げて張られています。このようなモダンリュート利用に賛否両論あるようですが、僕はそのようなことはどうでもよく、よくブリームのリュート演奏を聴いています。
ヒストリカルかモダンなんて専門家や音楽家気取りの素人に論議させればいいことで、どちらであっても音楽を聴く楽しさには問題ないのです。  


2020年11月05日

ハープ発表会

文化の日、佐久古楽合奏団のAさんが通うハープ教室の発表会でした。
新型コロナ禍の状況を踏まえクローズドの開催でしたが、開催にあたっては先生やヘルプの皆さんの葛藤や苦労があったと思います。



【プログラム】

今回4回目の発表会、この数字の若さが表す通り、ハープを指導するのはまだ若い、そして可愛らしい先生ですが、多くのコンサートやテレビ出演などで活躍されている若手音楽家です。

昨年の第3回の発表会でも、Aさんの応援演奏ということでステージにあがらせて頂きました。
Aさんにとって2回目の発表会となる今回は、リュリのエア(サラバンド)を演奏しましたが、合奏団の練習の時にその曲を披露してくれて、大変よく弾けていました。特に和音をずらして弾くアルペジオがスムーズで、前の発表会の時にアルペジオに苦労していたことを思い出し、練習の成果を感じました。


【リハーサル】

12月に小諸図書館で20分ほどのミニコンサート(ひだまりコンサート)をする予定ですが、その時にもこのハープソロを演奏し、併せてガンバコンソート版も演奏する予定です。


【リハーサル】

プログラムを見ただけではわからないのが演奏者の年齢で、演奏会最初の奏者は年長さん?かな、「かっこう」と「キラキラ星」を演奏してとても微笑ましく聴けました。
1部最後の高校生のグランドハープでの演奏は上手で素晴らしかったです。
他に、オカリナの演奏、ハープの弾き語りなど、初心者から上級者まで、それぞれの修練度合いによっての選曲は変化に富み、楽しめました。


【リハーサル】

発表会の良さは、それぞれの人の曲に対する思い、例えば、Tさんの、Nさんの弾いたコロプチカに憧れて、Iさんのスカボロフェアをもう一度というリベンジ、Nさんのアクシデントの中での練習など、そういったことを垣間見られて、音楽の共感が生まれることですね。

発表会では生徒のNさんやIさんがハープや椅子などの用意、録画などで動かれていました。
こういった生徒さんたちにサポートされ、先生の人柄の良さも感じられました。

とても良い雰囲気の発表会でした。

(写真はプライベートのもののため、佐久古楽合奏団分のもののみアップしてあります)
  


Posted by semc1600 at 17:40Comments(0)Ⅰ.佐久古楽合奏団