2020年05月30日

クレマ/リチェルカーレ第5番

ネットに散らばっている、過去に自分のアップしたものがどこにあるのか、時が経つと共にはたしてどこにアップしたのかわからなくなっているものがあります。
その数は多くないと思いますが、その中の一つを某所から見つけました。10年前くらいにアップしてあったものです。

クレマ/リチェルカーレ第5番

作曲者のクレマ(Crema, Giovanni Maria da) についてはよくわかっていませんが、1540年にイングランド王ヘンリー8世の宮廷で演奏したビオラダガンバセクステットのメンバーのひとりとして記録が残っているようです。
当時最高のリュート奏者の1人であると考えられていて 、同時代の人たちから 「優れた音楽家」として、その評判は母国のイタリアを越えていました。

 

上にこの曲の譜面を載せました。フリーダウンロード出来るサイトからです。
楽譜はイタリアンタブラチュアで書かれていて、フォークギターのタブ譜と同じで数字が押さえるフレットになっていますが、上下反転しています。
実はこのイタリアンタブラチュアは苦手です。  


2020年05月27日

チャルメラ協奏曲

アルビノーニのオーボエ協奏曲第2楽章が始まってすぐ、ソリストのオーボエの調子が悪くなった。

すると、最前列で聴いていたラーメン屋の亭主が彼に何かを投げ入れた。

それは亭主が日頃使っているチャルメラだった。

ソリストはそれを受けとると、グッジョブ!と親指を突き出した。

亭主のとっさの判断がこのオーボエ協奏曲を成功させたのは、いうまでもない。

実はこのオーケストラと亭主の間にはこんな話がある。


【チャルメラ】


このオーケストラは海外の有名オケで、来日の度、公演の練習が一息つくとの亭主のラーメン屋から出前を頼んでいるのだった。

もちろん出前を届けるのは亭主だ。

みんながラーメンを食べ終えた頃、コンマスの「始めようか」の言葉に各々が楽器を取り出した。

すると、ラーメン屋の亭主もチャルメラを手に…。

かくして、オーボエ協奏曲ならぬ、チャルメラ協奏曲が始まるのだった。

(*チャルメラはオーボエの元祖らしいです)

  


Posted by semc1600 at 21:54Comments(0)ショートショート

2020年05月25日

野外練習

緊急事態宣言も徐々に解除されている中、久しぶりに練習をおこないました。緊急事態宣言解除といっても、練習場所となる公共の施設はまだ使用制限があるので、密閉にならない場所、野外で、おこなったわけです。

実は先週も同じ野外でおこなったのてすが、自分は都合で参加しませんでした。

東屋の中で、密接にならない程度の距離をあけたわけてすが、日頃の仕事をしているほうがコロナ感染リスクは高いんじゃない、っていうほど、開放的な中での練習になりました。


【ハンマード・タルシマーを弾く】


【ハープの音は緑の微風に乗って】


【バスとリュートとハンマード・タルシマー】

写真からわかるように、楽団に新しい楽器、ハンマード・タルシマーが増えました。

短時間の練習、新曲なし、で少し物足りなく感じましたが、久しぶりにリフレッシュできました。  


2020年05月17日

影を慕いて

作曲家の古関裕而をモデルにしたNHK朝ドラ「エール」、そこにRADWIMPSのボーカル、野田 洋次郎が木枯正人役(古賀政男がモデル)で出ていて、昭和の名曲「影を慕ひて」を「前前前世」とはまったく違う歌声で披露していました。

それを見ていたら古賀メロディーへの哀愁が湧いてきて、思わず手元にあったリュートを調弦ももどかしく取り弾いてしまいました。思わずですのでちょっと雑な演奏ですがアップします。

年齢的に、こういうのを懐かしむ世代なんでしょう…。

影を慕いて from Takehiko Kitahara on Vimeo.


ダウランドそっちのけで、たまには昭和の名曲を弾きたくなります。

新型コロナウイルスの不安と閉塞感の中でアマチュアとしては、酷い演奏でもなんでも誰に憚ることもなく気軽に音楽が楽しめる時間は貴重です。  


2020年05月12日

オリバー・クロムウェル先生への別れ

バスガンバと合わせようと、ダウランドの「Dowland's adew for Master Oliver Cromwell」を練習していますが、いくつか難しい箇所があって苦労しています。
そもそも、難曲の多いダウランドに手を出すこと自体間違えかもしれませんが、気に入った曲は弾いてみたいという思いが強いわけで…。

まずよくあるパターンのこの箇所、



e-r-eと進行するところは、四拍目のeを押さえる左手の指(薬指)が離れてしまう。
この音型はよく出てくるのでマスターしたいところ。

そしてこの曲の一番の難関ではないかと思うこの箇所の二小節、



どういう指使いで?

dfffdhの和音、たぶんfffはひとつの指を二音割り当てないならないと思うのだけど、とにかくこの二小節でこの曲を諦めてしまいそうです。
  


2020年05月12日

ubuntu 20.04 LTS MATE

ubuntu 20.04lts日本語版がリリースされました。

今まで18.04ltsだったのでさっそくアップデート。
実は長期サポート版を入れる前に、19.10の期間があるのだけど、それがマウスの接続が悪くなって、アップデートで改善したらいいな、と思ったけれど改善されず…。ここら辺が直るよう色々いじってみなければ…。

アップデートの際、気分を変えようとデスクトップ環境をMATEにしてみました。



デフォルトのグリーンがちょっと新鮮です。
他のデスクトップ環境も入れて、いくつかを選択可能にしてみようと思います。  


2020年05月09日

「おりたたぶ」第2巻を購入

南鎌倉高校女子自転車部
弱虫ペダル
ろんぐらいだぁす!

これらは自転車マンガです。

色々ありますが、どれもスポーツ自転車がテーマなんですね。
自分も自転車に乗りますが、スポーツ車ではなく折り畳み小径車です。
どうもスポーツ車は自分に合わない。なので、ガチガチのスポーツ車ではなく、ゆるふわ系小径車マンガがないものかと探していましたが、なかなかない。

あおば自転車店

というのもありましたが、これは色んな種類の自転車が出てきて、それら自転車と人間の関わりを描くマンガで、求めるものとちょっと違う…。

そう思ってたところに少マガにゆるふわ系自転車マンガが連載され、こういったものが読みたかったとさっそく愛読。そしてそのコミックの第2巻が8日発売されました(もちろん第1巻は入手)。

さっそく帰宅前に購入。1巻の再読と2巻を楽しもうと思っています(これをアップしいている時点で読了)。




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2020年05月06日

バッハ/アダージョとフーガ BWV1001

この曲は全曲を弾いてみたいなぁと思っているんですけど、この録音の通り、途中までしか…。

もともとはヴァイオリンの曲ですが、フーガの楽章が単独のリュート版にもなっている(バッハ自身の編曲で。このフーガはオルガン版もあります)ので、BWV1001自体が全曲リュートで弾かれる試みの演奏があります。

自分が弾いているのは、全音から出ている写真の楽譜を参考にしました。
演奏は途中ですが(とりあえずここまでしか弾けない…)フーガの部分はヴァイオリン版とは違ってリュート版を参考にしています。
たぶんヴァイオリン版は3声のフーガ、リュート版は4声のフーガではないかと思います。


【バッハの無伴奏ヴァイオリンの為のソナタとパルティータ】

非常に騒がしい中で弾いています(子どもたちがゲームをやっている…)。
(弾き間違い多々あり)




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2020年05月05日

女子高生の白い脚と、オヤジの脳内

朝、通学の女子高生たちを見掛ける。男子生徒もいるのだろうけど、何故か目に入らない。

あまりにも開放的な白いシャツとミニスカート。そして紺のハイソにパンプス。最近ではニーハイを履いている子も多い。


横断歩道で待つ、自転車の女子高生の短いスカートの下から伸びる白い脚。

ついつい横断歩道の手前で車を止めてしまう。

得意先に急ぐ忙しい朝、横断歩道に待つ人がいても、

(申し訳ない)と思いながらもやり過ごして行ってしまうのだが、その白い脚が赤信号のようにブレーキをかけさせた。

こちらに顔を向け、頭をちょこんと下げ渡って行く。僕の顔はかなりにやけていた事だろう。

ルームミラーを見ると、確かに、髪が伸びてきて癖毛が目立ち始めた、無精髭の冴えない顔の中年男が、やっぱりにやけていた。

(これじゃあモテねえなぁ…)と無精髭を撫でてみる。

撫でてみても、モテ顔に変わる筈もない。

(せめて、そろそろ髪でも切るか)と思う。

カモシカのように、小走りで渡って行く女子高生のスカートの中は、短いジャージを履いている事はわかっていても気になってしまうが、

(それが男と言うもんだ)と納得する。


先日クレームがあった件は、作業効率を上げ、時間を減らすしかなさそうだ。現場の人たちからは文句も出るだろうが、仕方がない。こういった事は、前線で働く人たちが真っ先に犠牲になるが、しかしまた自分も、会社の末端で働いている。

たまの休みでも仕事が頭にあるが、これは仕方がない。仕方がないけど悲しい事だ。
昔、頻繁に夢にまで出てきた事がある。

自分が勤めていた会社の、赤い三つの菱形のマークが自分を押し潰そうとするのだ。けっこう悩まされた。しかし悩んで不眠症になる事はなかった。不眠症になったら、そんな夢で悩まされるわけない。

学生の頃は、ギターの事、麻雀の事、女の子の事ばかりしか考えてなかったが、今よりは考える物が多かったなと思う。


再び車を走り出すと、佐久に向かういつのも国道に、列を作る車の流れに乗った。

国道沿いのコンビニで、タバコとチョコレートを買う。実はチョコレートがやめられない。

(中毒なのだ)と思う。

板チョコだったら一枚ペロリと食ってしまう。これはヤバいかも知れない。

自分が死ぬとしたら生活習慣病だろう。そのひとつの原因として、チョコレートの食い過ぎというは確実だ。

もっとも日本人の死亡原因のほとんどは生活習慣病だろうけど。


得意先から、

(作業の予定を変更して欲しい)と連絡を受ける。休みもない程予定が詰まっているのに、予定変更は辛いところだ。

こういった突然の変更や目先の仕事に追われ、どうしても仕掛け中や長期の仕事の進捗状況は思わしくなくなる。

結局考える事よりも、やっつけ仕事になる。まったく困ったものだ。

いつもと変わりない朝の風景。今日もいつもと変わりのない仕事へと、飛び込んで行く・・・。


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2020年05月02日

ダウランド/サー・ジョン・スミスのアルメイン(譜面、演奏付)

ジョン・ダウランドの「サー・ジョン・スミスのアルメイン」は、ダウランドの息子が編集した「音楽いろいろ」の中の一曲です。

 
サー・ジョン・スミスのアルメイン

画像はクリックで大きく表示されます。演奏は自分自身ですが、ちょっと前の録音で状態が良くないです。
また、細かい音符やリズム変の箇所はバタバタしちゃってますねぇ…。

ダウランドのリュート舞曲には実在の人物の名前のついたものが多いので、ジョン・スミスという人もそうかもしれません。
で、ダウランドと同時期の著名人で同じ名前の人物がいるか調べてみるとウィキペディアに、

ジョン・スミス (探検家)

しかし、ダウランドの曲の人物かはわかりません。


さて、新型コロナの感染拡大防止対策はなお徹底すべきだと、外出自粛などの要請が延長されました。
地域によって感染者数に差があって、一律ではなく少ない地域では緩和の可能性もあるようです。

そんな中、合奏団の一部メンバーで湯の丸登山(ハイキング?)に行くようですが、自分は山岳四団体の声明に従おうと思い、参加を見送りました。

<山岳四団体声明>山岳スポーツ愛好者の皆様へ

それもありますが、個人的には義母の葬式で、この状況下なので近親者で行いましたが、やはり外出自粛、3密を避けるということで、県外に住む自分の甥と姪は来られませんでした。内孫なのに残念だったと思います。
また、志村けんさん、岡江久美子さんの遺族がお別れが出来なかったというニュースなど、心情的に行く気分になれないというのもあります。

練習もできない、集まれないという閉塞感はわかりますが…、まぁ、無事に戻ってきてくれればと思います。

#stayhome
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