2020年05月05日

女子高生の白い脚と、オヤジの脳内

朝、通学の女子高生たちを見掛ける。男子生徒もいるのだろうけど、何故か目に入らない。

あまりにも開放的な白いシャツとミニスカート。そして紺のハイソにパンプス。最近ではニーハイを履いている子も多い。


横断歩道で待つ、自転車の女子高生の短いスカートの下から伸びる白い脚。

ついつい横断歩道の手前で車を止めてしまう。

得意先に急ぐ忙しい朝、横断歩道に待つ人がいても、

(申し訳ない)と思いながらもやり過ごして行ってしまうのだが、その白い脚が赤信号のようにブレーキをかけさせた。

こちらに顔を向け、頭をちょこんと下げ渡って行く。僕の顔はかなりにやけていた事だろう。

ルームミラーを見ると、確かに、髪が伸びてきて癖毛が目立ち始めた、無精髭の冴えない顔の中年男が、やっぱりにやけていた。

(これじゃあモテねえなぁ…)と無精髭を撫でてみる。

撫でてみても、モテ顔に変わる筈もない。

(せめて、そろそろ髪でも切るか)と思う。

カモシカのように、小走りで渡って行く女子高生のスカートの中は、短いジャージを履いている事はわかっていても気になってしまうが、

(それが男と言うもんだ)と納得する。


先日クレームがあった件は、作業効率を上げ、時間を減らすしかなさそうだ。現場の人たちからは文句も出るだろうが、仕方がない。こういった事は、前線で働く人たちが真っ先に犠牲になるが、しかしまた自分も、会社の末端で働いている。

たまの休みでも仕事が頭にあるが、これは仕方がない。仕方がないけど悲しい事だ。
昔、頻繁に夢にまで出てきた事がある。

自分が勤めていた会社の、赤い三つの菱形のマークが自分を押し潰そうとするのだ。けっこう悩まされた。しかし悩んで不眠症になる事はなかった。不眠症になったら、そんな夢で悩まされるわけない。

学生の頃は、ギターの事、麻雀の事、女の子の事ばかりしか考えてなかったが、今よりは考える物が多かったなと思う。


再び車を走り出すと、佐久に向かういつのも国道に、列を作る車の流れに乗った。

国道沿いのコンビニで、タバコとチョコレートを買う。実はチョコレートがやめられない。

(中毒なのだ)と思う。

板チョコだったら一枚ペロリと食ってしまう。これはヤバいかも知れない。

自分が死ぬとしたら生活習慣病だろう。そのひとつの原因として、チョコレートの食い過ぎというは確実だ。

もっとも日本人の死亡原因のほとんどは生活習慣病だろうけど。


得意先から、

(作業の予定を変更して欲しい)と連絡を受ける。休みもない程予定が詰まっているのに、予定変更は辛いところだ。

こういった突然の変更や目先の仕事に追われ、どうしても仕掛け中や長期の仕事の進捗状況は思わしくなくなる。

結局考える事よりも、やっつけ仕事になる。まったく困ったものだ。

いつもと変わりない朝の風景。今日もいつもと変わりのない仕事へと、飛び込んで行く・・・。


#stayhome
#おうちで過ごそう

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Posted by semc1600 at 19:34Comments(0)習作(スタディ)