フォルクレの世界〜品川さんのガンバコンサート〜

semc1600

2021年12月18日 22:45

先週の土曜日(早いものでもう一週間経ってしまいました)、阿智村の日本アライアンス教団南信州チャペルでおこなわれた、品川聖さんによるフォルクレ全曲演奏会に行って来ました。



【当日のプログラム・フライヤー】

コンサートは、フォルクレの世界をタップリと堪能しました。ただただため息が出るばかり…。フォルクレ全組曲(30数曲)を生で聴ける機会は滅多にないので、本当に貴重な時間でした。
それにしても、フォルクレをいっぺんに全曲演奏してみようとする演奏家がいるかどうか…。フォルクレ全曲はかなり体力が必要だと思いますが、意欲的なプログラムを1日で弾ききるのは、流石にプロだなと。

自分の住む小諸から阿智村はかなり距離があるので、度々催されている南信州チャペルでの品川さんのコンサートは知ってはいたものの、なかなか行けずにいたのですが、それが勿体なかったと思いました。

フォルクレは難解な曲が多いですが、魅力的な旋律もあり、それは新たな発見でした。
安価でこのようなプログラムを聴けるのは、品川さんのご家族の住む地元だからで、その安価に拘る理由を弟さんが話されていました。


【チェンバロの調律をする中川氏】

三年程前に佐久古楽合奏団を指導して頂いた折口さんは、非常に柔らかな弓捌きが弦の上を滑るようで、それでいて力強いコンティニュオでした。
Facebookで折口さんの活躍はみていましたが、こうして演奏家としての生の演奏を聴けたのは良かったです。最後に少しお話できたことも良かったです。

最後のアンコールに「聖夜」を演奏されましたが、教会で聴くと格別でした。


【夜の南信州チャペル】

コンサートの余韻で、小諸までの道のりがあっと言う間に感じました。

これを書いている今日は中野の「SPACE415」で同じプログラムのコンサートがありました。
団員のひとりが聴きに行って、先ほど良かったとLINEに書き込みがありました。僕たちと同様、フォルクレの世界に浸れたようで何よりです。

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